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債務整理に必要なものって？
借金を減額することができる債務整理。
債権者（お金を貸す側）や裁判所とやりとりをして、手続きを進めていくんだけど
債務整理をするにはどんなものを準備すればいいんだろう？
債務整理の方法には何種類かあって、どの方法が適しているかは借金や個人の状況によっても変わってくるよ。じゃあ早速、債務整理の方法ごとに、必要なものをみていこ〜。
どの債務整理がいいか分からない人、これ準備して！
自分に合った債務整理の方法が分からないという場合には、まず弁護士や司法書士などの専門家に相談するのがおすすめ。
債務者が何社と取引があってどのくらい借金をしているのか、過去に完済した借金はあるか、収入はいくらか、資産はどのくらいか、といったようなさまざまな情報をもとにどんな債務整理が向いているのかアドバイスしてくれるよ。
相談時には、以下のような書類を準備しておくと◎。
- 身分証明書（免許証など）
- 借入や返済に使用している口座の通帳
- 借金の残高が分かる物（利用明細書など）
- すべての貸金業者との取引契約書
- すべての金融会社のキャッシングカード・クレジットカード
- 収入証明書（給与明細書や源泉徴収票）
- 資産関係の書類（不動産、保険、退職金の額の分かる職務規定など）
- 過去に取引のあった貸金業者やヤミ金の一覧
相談までは無料で行ってくれる事務所が多いから安心してね。
書類を持参していない場合には口頭で説明する必要があるから、手書きでもいいので書面にしておくとスムーズに相談できるよ。
また、どの金融会社と取引があったかや借金残高が分からないという場合には、
個人信用情報機関へ問い合わせをすれば、過去数年間の履歴をさかのぼることができるんだって。
相談することで自分の借金の状況を客観的に見ることもできるのがグッドポイント。
相談したからといって「必ず債務整理をしなければいけない！」ってわけじゃないし、むしろアドバイスをもとに、これからどうするかヒントにしてみると◎。
一人で借金問題を抱え込んで行き詰まっちゃうよりもまずは一歩、と気軽に考えてみてね。
任意整理、これ準備して！
実は債務整理の中で、一番利用されている「任意整理」。
他の方法とは違って裁判所へ訴える必要がなく、貸した側と借りた側が直接交渉を行い、利息金や遅延損害金を整理しながら、無理のない返済ができるようにしていくよ。
裁判所を通さない任意交渉。法的な縛りも存在せず手続きのための条件などもないのが特徴。
その代わり、借金元本を減額することはできないから、高額な借金の解決方法には向いてないんだ。
貸金業者(お金を貸した人)を選んで借金を整理したい場合や、借金の滞納によって利息金や遅延損害金が膨れ上がってしまったという場合によく利用されているみたいだね。
場合によっては借金を整理後、3年程度の長期分割返済にも対応してくれるから、無理なく完済を目指したい人におすすめの債務整理。
任意整理で必要な書類
- 身分証明書（免許証など）
- 認印（シャチハタ以外）
- 借入や返済に使用している口座の通帳
- すべての金融会社との取引契約書
- 金融会社のキャッシングカード、クレジットカード
- 利用明細書や返済時の領収書（手元に残っている場合）
- 過去に取引のある貸金業者の一覧表
- 収入証明書（給与明細書や源泉徴収票）
- 資産関係（不動産、保険、退職金の額の分かる職務規定など）
- 家庭の収支の状況が分かるもの（家計簿や光熱費・通信費などの領収書など）
最近は、任意整理をする際には過払い金の有無もいっしょに調査するようになっているみたい。
任意整理をする貸金業者との取引内容だけじゃなくて、過去に取引があったすべての貸金業者との取引内容が必要になるよ。
10年以内に取引があった貸金業者であれば、過払い金が発生していた場合も！
「過払い金返還請求」によってお金を取り返すことができるから、過去に取引のある貸金業者の一覧表は漏れがないようにしてね。
任意整理は弁護士や司法書士などの専門家に依頼せずに、自分で貸金業者と直接交渉することもできるよ。
その場合には、身分証明書や収入証明書、資産関係の書類などはいらない場合もあるけど、自分の借金の状況や収支のバランスを把握する上でも、これらの資料には事前に目を通しておくのがオススメ！
個人再生、これ準備して！
個人再生は、裁判所へ再生計画を提出して認められると、
原則として借金総額の5分の1程度に大幅減額したものを36回払い（3年間）の長期分割で返済していくという手続き。
任意整理と比較すると借金元本を減額できるので減額幅がかなり大きい！
自己破産と違って資産を処分しなくてもいいから、持ち家や車など処分したくない資産がある人が多く利用しているみたい。
でも、100万円以下の借金に関しては減額することができないのと、5,000万円以上の高額な借金にも利用できないから注意してね。
個人再生で必要な書類
- 住民票（3カ月以内、世帯全員分の本籍が記載されているもの）
- 住居に関する書類（賃貸契約書、社宅証明書、建物・土地の登記事項証明書）
- 預金通帳（すべての預金通帳）
- 給与明細書（会社勤めの場合には申立てをする前、3カ月分）
- 収入証明書（源泉徴収票・確定申告書）
- 金融会社のキャッシングカード、クレジットカード
↓上記に加えて、該当する場合には以下の書類も必要になるよ。 - 住宅ローンの契約書・償還予定表（住宅を手放さずに個人再生を利用する場合）
- 同居人の年収が分かるもの
- 税金・社会保険料などの滞納金額が分かるもの（滞納している場合のみ）
- 保険証券・解約返戻金額が分かるもの（解約する必要はないが、資料として必要）
- 車検証・自動車の査定書（インターネット上の査定画面のコピーでも可）
- 不動産の査定書・固定資産評価額証明書
- 有価証券（株券・ゴルフ会員権など）
- 公的扶助の受給額が分かるもの（児童手当支給決定書、年金通知書など）
- 退職金を証明する書面（受領証明書や将来の計算書、もしくは退職金の額が分かる職務規定など）
自己破産、これ準備して！
自己破産とは、裁判所へ破産申立書を提出して認められたら、すべての借金の返済義務が免除されるという手続き。借金の全額を整理することができるから、高額な借金に苦しんでいる人が最後の手段として用いることが多いみたい。
でも、気をつけてほしいのは「誰でも破産できる！」というわけではないということ！
裁判所から「支払い不能」と認められなければ、借金を0にすることはできないんだ。
それゆえに、収入や資産についての提出書類も多く、高額な資産は処分しなくてはいけないなど、手続き完了までに手間も時間もかかるのが自己破産。
20万円以上の資産を持っている場合、これを処分して債権者へ譲渡しないといけないのも自己破産の特徴だね。
そのため、他の債務整理よりも資産関係の詳細な資料が必要になるんだ。これらの書類は用意するのに時間がかかるから、早めに準備するのがおすすめだよ。
自己破産で必要な書類
- 住民票（3カ月以内の、世帯全員が記載されているもの）
- 住居に関する書類（賃貸契約書、社宅証明書、建物・土地の登記事項証明書）
- 預金通帳（すべての預金通帳）
- 給与明細書（収入がある場合には申立て前、2カ月分）
- 源泉徴収票・確定申告書
- 金融会社のキャッシングカード、クレジットカード
↓上記に加えて、以下の書類が必要な場合も。 - 戸籍謄本
- 市民税・県民税課税証明書（住民税の課税額の証明書）
- 不動産登記簿謄本
- 保険証券・保険解約返戻金証明書
- 車検証・自動車の査定書（インターネット上の査定画面のコピーでも可）
- 年金の受給証明書・公的給付金などの金額を示す書類
- 財産分与明細書・財産相続明細書など
- 退職金を証明する書面（受領証明書や将来の計算書、もしくは退職金の額の分かる職務規定など）
さいごに…
債務整理の方法ごとに、準備するものが違うしたくさんあるんだね。
漢字ばっかり並んで読むのも嫌になるね…笑 ここまで読んでくれたみんな、お疲れさま！
「なんか準備時点でダルそうだな….笑」って感じもするけど、面倒なのはこの「書類準備」くらいじゃないかな。
この後は、弁護士さんとか司法書士さんにお願いして、ほとんどお任せだったっていう人の感想もよく聞くよ！
ここら辺が心配な人は相談の時に、「面倒な過程」を聞いてみるのもいいかもね笑！
※本記事の内容(広告含む)は、実際の事例に基づいて作成されたものですが、一部フィクションを含むことがあります。実際の減額や借入を保証するものではありません。
